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貴重技術史資料のフォークソノミーによる集合知と連動したデジタル展示システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23650561
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関京都大学

研究代表者

塩瀬 隆之  京都大学, 総合博物館, 准教授 (90332759)

研究分担者 宗本 晋作  立命館大学, 理工学部, 准教授 (20581490)
研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード旧制高校 / 技術史 / 科学実験教育機器 / フォークソノミー / タブレット / 非文献リポジトリ
研究概要

本研究の全体構想は,「貴重な技術史資料を実際に使用した利用者の経験をネットワークで集めることと,そこで得た集合知による新たな分類と連動したデジタル展示システムを構築すること」である.具体的には,京都大学総合博物館に624点ある旧制三高資料ならびに京都帝国大学時代の機械原理教育モデルをはじめとする貴重技術史資料を対象とする.平成23年度は、旧制三高以外に旧制四高や旧制一高、姫路高専などと連携し、いずれの旧制高校においても保存されている13点の科学実験教育機器を選定した。そして、これら13点を一括閲覧可能な非文献リポジトリホームページに掲載し、地図アプリなどと連携して国内での収蔵状況を俯瞰できる情報基盤を確立した。
本年度では、これら非文献リポジトリホームページの拡充のみならず、ホームページに対応する実際の機器の一部を京都大学総合博物館技術史コーナーに実際に展示した。そして同科学実験教育機器の写真やキャプションをタブレット機器にダウンロードし、展示場でのデジタル展示として、インタラクティブなキャプション情報の提供ツールを開発した。さらにタブレット機器には、タップのログなど来館者の使用ログを一か月保持できるようなロガー機能を備えており、将来的には来館者の資料閲覧手順などに対応した情報提示手法などとも連携する予定である。
ただし本研究課題は、都合により中断せざるを得ない。しかし本研究で作成したタブレット情報は、科学技術史等の関連研究者に広く公開し、同コンテンツや博物館における実展示との連携など容易な組み合わせにより各種拡張ができるように開発されている。旧制高校をはじめとする科学実験教育機器の調査などを実施する研究者集団などにご使用いただくことで、同系の技術史資料を保管する博物館や科学館はもとより、高校物理や工専など技術教育に関する様々な学校教育現場での利活用など幅広く展開することが期待される。

報告書

(2件)
  • 2011 実施状況報告書   実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (9件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 原発をめぐる情報伝達に関する意見交換会から得られたコミュニケーションギャップ2011

    • 著者名/発表者名
      白井哲哉, 水町衣里, 加納圭, 黒川紘美, 仲矢史雄, 元木環, 塩瀬隆之
    • 雑誌名

      科学技術コミュニケーション

      巻: 9 ページ: 107-119

    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] コトのデザインを説得的に説明するロゴスを求めて2012

    • 著者名/発表者名
      塩瀬隆之
    • 学会等名
      2012年度人工知能学会全国大会
    • 発表場所
      ふるさと伝承みやび館(山口県)
    • 年月日
      2012-06-12
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 赤外線カメラを用いた博物館来館者行動の分析2012

    • 著者名/発表者名
      山下歩、西村卓馬、塩瀬隆之、平岡敏洋、川上浩司、中谷将人、宗本晋作
    • 学会等名
      計測自動制御学会第39回知能システムシンポジウム
    • 発表場所
      千葉大学(千葉県)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] 展示資料の相互関係性への着目を促すExhibition Contest の提案2012

    • 著者名/発表者名
      西村卓馬
    • 学会等名
      計測自動制御学会第39回知能システムシンポジウム
    • 発表場所
      千葉大学(千葉県)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] ベイジアンネットワークを用いた展示に対する鑑賞行動に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      中谷将人
    • 学会等名
      立命館大学修士論文
    • 発表場所
      立命館大学(京都府)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] 博物館における学び促進のための仕掛けと評価2011

    • 著者名/発表者名
      西村 卓馬,塩瀬 隆之, 平岡 敏洋, 川上 浩司
    • 学会等名
      ヒューマンインタフェース2011
    • 発表場所
      仙台国際センター(宮城県)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] 地域連携によるワークショップ開発―評価サイクルに関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      塩瀬隆之、水町衣里、磯部洋明、黒川紘美、堂野能伸、神谷麻梨
    • 学会等名
      2011年度大学博物館等協議会・第6回博物科学会
    • 発表場所
      名古屋大学(愛知県)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] 人がシステムへの信頼を失うとき2011

    • 著者名/発表者名
      塩瀬隆之
    • 学会等名
      日本鉄鋼協会計測・制御・システム工学部会第1回システムフォーラム
    • 発表場所
      住友ビル(大阪府)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] ものづくり立国を知らない若者にいかに工学を説くか2011

    • 著者名/発表者名
      塩瀬隆之
    • 学会等名
      北陸信越工学教育協会石川県支部講演会(招待講演)
    • 発表場所
      金沢工業大学(石川県)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] 研究者資料か?研究資料か?:京都大学研究資源アーカイブの活動と課題2011

    • 著者名/発表者名
      山下俊介・五島敏芳
    • 学会等名
      東京大学大学院情報学環附属社会情報研究資料センター高度アーカイブ化事業 記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学(東京都)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [図書] フィクション論への誘い2012

    • 著者名/発表者名
      大浦康介、塩瀬隆之ほか(共著)
    • 出版者
      世界思想社
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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