研究課題
挑戦的萌芽研究
本萌芽研究では、オーダーメイド医療としての"血小板を用いた薬物運搬システム(DDS)"を実現化するために、安定的に血小板を産生可能なシステムの構築、がん抗原を認識する末梢血T細胞(細胞障害性CD8陽性細胞)からiPS細胞を樹立する技術、樹立したiPS細胞のT細胞受容体ががん抗原認識のT細胞受容体情報(α, β鎖のリアレンジメント情報)を完全に保持できる事の証明、この受容体情報を保持したまま、血小板産生前駆細胞である巨核球細胞に発現可能なシステムの開発を提案した。最終的には、(1)1のシステムに必要な不死化巨核球(すくなくとも6ヶ月以上増殖可能)をiPS細胞から樹立するための方法を確立した。(2)HIV患者由来CD8 Tリンパ球から、iPS細胞を樹立(T-iPS細胞)、本T-iPS細胞が、元のCD8細胞と同じT細胞受容体配列を保持できている事の証明を行った。(3)本T-iPS細胞から、サイトカインカクテルと抗原刺激に伴って誘導したナイーブ Tリンパ球ならびに、さらに分化誘導したCD8 リンパ球の誘導方法を開発し、作製されたリンパ球のin vitroでの機能確認までを終了した。(4)引き続き、iPS細胞由来の不死化巨核球細胞株を使用して、T細胞受容体発現系、薬物取り込み後の放出システムの操作方法等の開発を継続しており、最終的な目標までは到達していないものの重要な各ステップでの開発に目処をつけた
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すべて 雑誌論文 (31件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (52件) (うち招待講演 3件) 備考 (5件) 産業財産権 (11件) (うち外国 6件)
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