研究課題
挑戦的萌芽研究
放射線照射により細胞内のDNAに様々な塩基損傷など複数の損傷が局在化して生じた際に(クラスター損傷)、これらに対して異なる修復系が作用ことによる修復経路間の干渉がが予測される。本研究では、クラスターDNA損傷に対する異なる塩基除去修復酵素の作用機序の違いが酵素の活性に影響するか否か明らかにすることを目的とした。X線を照射したDNAに、NthとFpgの2種類の酵素の処理の順番を変え酵素活性に差があるかどうかについて調べた。得られた結果は、予想に反し各酵素の活性は作用順序に依存しない事を示した。これはクラスターを構成する各損傷は十分に離れており、修復系相互の干渉は生じないことを示している。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (16件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (2件)
Journal of Radiation Research
巻: 55 号: suppl 1 ページ: i92-i93
10.1093/jrr/rrt152
巻: 55 号: suppl 1 ページ: i15-i16
10.1093/jrr/rrt160
120006683955
日本原子力学会誌ATOM∑
巻: 56 ページ: 23-27
130007739582
原子衝突学会誌「しょうとつ」
巻: 11 ページ: 33-39
10031006039
Radiat. Environ. Biophys
巻: 52 ページ: 99-112
Radiat. Res
巻: 177 ページ: 614-627
Radiat. Protect. Dosim
巻: 143 ページ: 219-225
http://asrc.jaea.go.jp/soshiki/gr/yokoya-gr/