研究課題/領域番号 |
23651104
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大久保 達也 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40203731)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ナノ材料創製 / 多孔体 / シロキサン / ゼオライト / 固相反応 |
研究概要 |
本研究課題では、かご型シロキサン化合物(Si_8O_12;D4R)のアルコール修飾と、それらの固相での加水分解に基づく規則性シリカ多孔体の合成について検討し、以下の成果を得た。1)D4Rの1つの頂点がメタノール,残り7つの頂点がアダマンタノールで修飾された新しい化合物を合成した。この化合物は室温で分子結晶として得られ、酸処理とその後の焼成を経て、高比表面積のシリカ多孔体を与えた。2)D4Rのすべての頂点をアダマンタノールで修飾することによって、無孔質ではあるが、高い熱安定性を有する有機シリカ系分子結晶を得ることに成功した。3)D4Rをプロパンジオールで架橋して得られたゲルを水処理することによって、アルコキシ基の加水分解と脱離が進行し、多孔体が得られた。以上の成果は、構造制御されたナノ多孔体合成の新しい合成ルートを拓くものである。
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