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カーボンナノチューブを用いた自由電子による可変波長レーザ光源

研究課題

研究課題/領域番号 23651145
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 マイクロ・ナノデバイス
研究機関信州大学

研究代表者

森迫 昭光  信州大学, 工学部, 教授 (20115380)

研究分担者 劉 小晰  信州大学, 工学部, 准教授 (10372509)
安川 雪子  信州大学, 工学部, 特任助教 (10458995)
研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワード自由電子レーザー / カーボンナノチューブ / ナノカーボン / 分散技術 / 垂直磁化 / 発光素子 / CNT / 周波数可変 / 微小光源 / 光源 / 自由電子
研究概要

本研究では、カーボンナノチューブ中の伝導電子の特に長い平均自由行程を利用し、周期化した磁界を加えることによって、電子と周期化磁界の共鳴的な相互作用によってコヒーレント電磁波の発生素子に関する基礎研究である。この研究で重要な点はカーボンナノチューブの操作および周期化磁界の発生手法である。カーボンナノチューブを溶液中に分散し、電極間電圧を加えることによって、カーボンナノチューブの電極間の配列手法を再現性は良くないが確立した。これに基づく、カーボンナノチューブの室温での電気伝導率の測定による平均自由行程の評価を行った。すなわち、垂直磁化膜を用い周期化磁界を提供できる縞状磁区を持つ電極の形成を行った。しかしながらカーボンナノチューブと電極間の接触抵抗が非常に大きいことが明らかになり、より良好なコンタクト法を開発しなければならないことが明らかになった。電気伝導率の測定による電子の平均自由行程を評価したところ、電気伝導率と周期磁界の強さ、すなわち、垂直磁化膜の残留磁化間の関係、周期化磁界の周期の長さとの関係を明らかにした。さらに、カーボンナノチューブの種類及びこれらの性質の基板材料への依存性も検討した。しかしながら、実際の発光には至っておらず、今後、カーボンナノチューブと電極間の接触抵抗の低減、基板材料の最適化ならびに高い空間磁界を提供できる垂直磁化膜の材料に関する検討によって、コヒーレント電磁波の発生効率を高めていく。

報告書

(3件)
  • 2012 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2011 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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