研究概要 |
本研究は,臨床工学技士業務における個人レベルでの安全行動分析に対して眼球運動解析アプローチを適用し,技士の注意の配分方略や技能について詳細に調査すること,そして一連の調査手順を整理し,臨床工学業務における認知タスク分析の方法論の確立することを目的として実施した.病院の透析室において技士に対する観察を実施し,一連の透析業務を遂行する複数の技士から眼球運動および行動データを獲得した,これらのデータに基づき,情報獲得行動,ならびに標準的作業手順からの乖離度合および各要素作業の完了時間といった観点から,技士の違いを明らかにした.
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