研究課題/領域番号 |
23651162
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
稲垣 敏之 筑波大学, システム情報系, 教授 (60134219)
|
研究協力者 |
松原 史浩 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 博士前期課程
齊藤 裕一 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 博士後期課程
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 双対制御 / アクティブセイフティ / 車両安全確保 / 低覚醒状態検出 / ヒューマンエラー / アクティブ・セイフティ |
研究概要 |
車線逸脱防止のための車両安全制御を例に取り上げて、車両挙動の情報のみに基づいてドライバーが状況認識不全状態にあるか否かの判定と車両の安全制御という2つの目的をひとつの制御で達成する双対制御論的なアクティブ・セイフティ技術のプロトタイプを構築した。ここで開発した双対制御論的システムでは、数秒後に車線を逸脱することが予測されたとき、車両がかろうじて車線内に留まることができる程度の操舵制御を「第1段目の安全制御」とすることによって、ドライバーが状況把握と制御実行に利用できる時間を創出する。その際、ドライバーが自らの操舵で車両を車線中央に戻すことができれば、システムは「ドライバーの状況認識は良好である」と判定し、それ以降は主導的な制御は行わない。一方、一定時間内にドライバーの反応が見られないときは、システムは、「ドライバーの状況認識は不全である」と判定するとともに、「第2段目の安全制御」として、車両を車線中央に戻す操舵制御を行う。本研究では、上記の性質を持つ、車線逸脱防止のための双対制御論的なアクティブ・セイフティシステムの構築手順を明らかにするとともに、その有効性を示した。 When the system anticipates, based on data obtained through monitoring the vehicle's behavior, that the host vehicle may be departing from the lane in a few seconds, it applies the least possible steering control of the first stage so as to keep the vehic If the driver does not initiate his/her steering control even when some seconds have passed since the system applied the steering control of the first stage, the system determines that the driver lacks a proper level of situation awareness due to some rea
|