研究課題/領域番号 |
23651173
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
中川 康一 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 名誉教授 (80047282)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | せん断分極 / 断層粘土 / 岩盤破壊 / 震源過程 / 地すべり / 間隙水の化学 / 破壊予測 / 年度の物理化学 / ガウジ / スティックスリップ / 自然電位 / 地震予知 / せん断分局 / 粘土特性 / Shear-Induced Potential / 破壊予知 / 粘土の物理化学作用 |
研究概要 |
ガウジがせん断変形によって電気的に分極すること(せん断分極、SIP)が明らかになっている。この分極メカニズムを解明するため、圧密によって間隙水の電解質濃度がどのように変化するかを観察した。電解質濃度は時間と共に大きく変化することが明らかとなった。濃度変化は圧密荷重の大きさによって変化するが、いずれにしても、二次圧密に入る段階あたりから間隙水の電導度が下がる結果となった。しかし荷重が大きくなると、載荷時に電導度の急上昇が観察され、せん断によって構造が破壊され、粒間結合部付近の電解質が自由水に吐き出される結果とみられる。なお、圧密に伴う濃度減少は粘土粒子間結合の構造形成の結果であると解釈された。
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