研究課題
挑戦的萌芽研究
無菌状態で出生するヒト腸管に次々と定着する細菌が宿主免疫系の発達に及ぼす影響は、興味深いが不明な点が多い。本研究では、新生児232名を対象とした前向き調査研究にて、糞便細菌叢と生後2年間のアレルギー発症状況の関連性を調査し、バクテロイデス属細菌がアレルギー発症児の乳児期に有意に多いことを見出した。次にバクテロイデス属細菌の宿主免疫系に及ぼす影響をマウスパイエル版樹状細胞のex vivo実験により調べた。その結果、バクテロイデス属細菌菌体にIL-23サブユニットp19遺伝子の強い転写誘導活性があることが示された。IL-23は炎症性サイトカインの一種でアレルギー誘導との関連性に興味が持たれる。
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