研究課題/領域番号 |
23652013
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
王寺 賢太 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (90402809)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 啓蒙思想 / フランス革命 / 財政 / 公債 / 代議制 / 公論 / 18世紀ヨーロッパ国際関係 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / フランス啓蒙 / ディドロ / レナル / ネッケル / アメリカ独立戦争 / 政治思想史 / 政治経済学史 / 国民主権 / 政治経済学 / 財政論 / 軍事論 / 国際関係論 / 政治的代表制 |
研究概要 |
本研究の成果としては、ネッケルのフランス・インド会社再建策(1763~1770)に焦点を当て、レナルの『両インド史』(1770/1774/1780の三版)との関係を明らかにした一連の業績が特筆される。この研究によって、代議制・公論・信用(公債)の三位一体をもとにフランス王国の政治・財政改革を目論んだ第一次財務総長官期のネッケルの基本構想と、王国財政再建のために土地所有者の政治的代表制の設立をいっそうラディカルに求め、フランス王国の身分制の解体を求めた1780年代初頭のディドロの政治思想の急進化が明らかになった。このディドロ晩年の政治思想は、啓蒙から革命への一定の連続性を明かすものである。
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