研究課題/領域番号 |
23652029
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術学・芸術史・芸術一般
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山口 惠里子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20292493)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中世主義 / ジャポニズム / ラファエル前派 / 装飾芸術 / 明治の文学・芸術 / 明治浪漫主義 / 芸術接触 / 国際研究者交流 / イギリス:アメリカ合衆国 / 明治の芸術・文学 / 連合王国 / アメリカ合衆国 / 国際情報交流 |
研究概要 |
中世主義の建築家・デザイナーは、1862年ロンドン万国博覧会展示された日本の装飾芸術をヨーロッパ中世の芸術に重ね、兄弟団の設立メンバーだったD. G. ロセッティも博覧会後に日本の浮世絵や品を収集しはじめた。日本のモノへの熱狂(日本趣味)は1890年代に最高潮に達する。その頃、明治の日本でラファエル前派が熱狂的に受容され、彼らが表した中世的世界が称えられた。この熱狂は、1890年代の日本古来の伝統への回帰を唱える動きと、1900年代の明治浪漫主義と連動し、芸術の分野では日本の伝統的な装飾性の再生が目指された。ラファエル前派芸術と明治芸術を結んだのは、中世主義と装飾への傾倒だった。
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