研究課題/領域番号 |
23652050
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
武井 和人 埼玉大学, 教養学部, 教授 (80154962)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 文献学 / 本文批判 / 校勘 / 伝本 / 書誌学 / 新百人一首 / 足利義尚 / 三条西実隆 / 藤原為相 / 土左日記 / 一条兼良 / 古今集童蒙抄 / 式子内親王集 / 歌会資料 / 高松宮本 / 本文批評 |
研究概要 |
従来、古典作品の校勘(伝本間の本文異同を調べ考証し、より古いと思われる本文を復元すること)の方法として、池田亀鑑『古典の批判的処置に関する研究』で示された「誤写」を排除し、より古い本文を推定する、という方法が確立している。しかし、誤写だけで、伝本間の本文異同が説明出来るはずはない。そのことは、池田自身も十二分に認識していたところである。 本研究では、池田の唱えた「誤写」による説明方法に加え、古典作品の成立過程、流伝の状況、といった、文献学的な研究成果をより意識的・積極的に加味することで、校勘の「精度」をより上げられるということを、具体的ないくつかの作品の伝本・本文を検討することで立証した。
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