研究課題/領域番号 |
23652069
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
松田 和之 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (50239026)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
|
キーワード | コクトー / 教会美術 / 壁画 / 日記 / オカルト / 異端 / 図像解析 / フランス文学 / 図像学 / 仏文学 / キリスト教 / 異端思想 / マグダラのマリア |
研究成果の概要 |
反カトリック的な思想の持ち主であると見なされていたジャン・コクトーは、最晩年にカトリックの礼拝堂4堂の全面的な装飾を手がけている。本研究の目的は、それらの礼拝堂の壁面に描かれた不可解な図案の数々に関するテクスト分析と図像解析を通じて、謎めいた彼の宗教観に関する理解を深めることにある。その意味を見極めるのが困難な図案も少なくなかったが、検討を重ねた結果、コクトーの教会美術作品に異端的・オカルト的な象徴性が用いられている可能性を指摘するに至った。そうした意匠は、彼がカトリックに対して抱き続けたアンビヴァレントな感情を物語るものであると考えられる。
|