研究課題/領域番号 |
23652163
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大橋 厚子 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (80311710)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 東南アジア近代史 / Eラーニング教材 / 歴史教材 / 歴史学研究法 / Eラーニングコンテンツ / 東南アジア史 / 社会経済史 / 世界史 / 国際情報交流 / インドネシア |
研究概要 |
本年度は、次のような作業を行った。第1に、昨年度作成した「強制栽培制度」の教材の原案と、その背景説明として使用する、簡略なインドネシア(ジャワ島)および日本の比較史の原案を、学会および研究会で発表し、コメントを得た。「強制栽培制度」については日本の研究会で発表し、大学教員、高校教諭、大学院生などからコメントを得た。その結果、複雑な成立経緯について使用する用語および語り方をより解り易くする必要が判明した。これに対して「強制栽培制度」導入部の位置づけを持つインドネシア(ジャワ島)および日本の比較史については、グローバル・ヒストリーの研究と教育をメインテーマとする国際学会で発表し、海外の研究者などからコメントを得た。比較史については、多くの研究者に極めて易しいとの印像を持たれたため、よりアカデミックにする必要が判明した。第2に、強制栽培制度期の東南アジアにおける各地の動向および地域システムについて、欧米(特にアメリカ)、インド、中国を視野に入れつつ考察を進めた。またスラバヤに関して個別論文を作成した。その結果、東南アジアの動向についてジャワ島の「強制栽培制度」導入の記述に盛り込むと、より解りやすくなる部分があることが判明し、導入期「強制栽培制度」を東南アジア地域の変動の中に位置づける工夫をした。第3に、オランダ等において、絵画など教材に使用するビジュアル資料、およびその入手情報を収集した。第4に、以上を踏まえて日本語の原稿を執筆し、ほぼ完成させた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度に「強制栽培制度」研究を進めた結果、教材の叙述を新視点から見直す必要が生まれた。さらに利用者の理解の向上のために、「強制栽培制度」に関する背景説明の教材を、当初の計画とは別に作成したため、当初の予定よりは教材の分量がほぼ2倍となった。以上から、教材の内容の確定に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
教材のボリュームが当初計画の約2倍となったため、当初の計画をやや変更し、今年度の半ばまでに教材のインドネシア語翻訳を進める。そして今年度の後半に、インドネシア語版のフィードバックを受けつつ、日本語版・インドネシア語版とも教材原稿のEラーニング化を一括して行い経費を節約する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度の基金残額は、教材のインドネシア語翻訳・修正費用およびEラーニング化に使用する。H25年度の申請の基金は、海外への渡航・調査、インドネシア人研究者・学生の協力への謝金など、教材原稿のEラーニング化、そして報告書作成に使用予定である。
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