研究課題/領域番号 |
23652175
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
新里 貴之 鹿児島大学, 埋蔵文化財調査センター, 助教 (40325759)
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連携研究者 |
牧野 浩典 東海大学, 情報理工学部, 准教授 (40338786)
黒住 耐二 千葉県立中央博物館, 動物学研究科, 上席研究員 (80250140)
篠田 謙一 国立科学博物館, 人類研究部, グループ長 (30131923)
竹中 正巳 鹿児島女子短期大学, 生活科学科, 教授 (70264439)
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 南西諸島 / 沖永良部島 / 洞穴遺跡 / グスク系土器 / ウシ骨 / オオムギ / 祭祀遺跡 / 学際的研究 / 洞穴 / グスク時代(中世) / 貝塚時代 / 考古学 / 動物考古学 / 人類学 / 祭祀 / 縄文時代人骨 / 洞穴環境 / 祭祀の場 |
研究概要 |
考古学,動物考古学,植物考古学,人類学から多角的・実証的に沖永良部島鳳雛洞第4洞口遺跡を検討した。その結果,洞穴内部が狭く,平坦面がほとんどないこと,水量に乏しいこと,光がほとんど届かないことなどから,恒常的に使用していないと判断された。また,遺物数が少なく,遺物組成も土器と貝製品のみであり,土器が一定パターンで廃棄されていること,食料残滓として南西諸島で普遍的に確認される海産貝類はないが,ウシの骨のみが散在していること,炉から炭化オオムギに限定されて高密度で確認されたこと(この時代の奄美にはコメ,コムギ,オオムギ,アワ,キビがある)などから,同洞穴は農耕に関わる祭祀遺跡であると結論づけた。
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