英国自然神学の解体と科学的経済学の確立：ダーウィニズムの社会科学的インパクト

• 研究課題/領域番号: 23653058
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 経済学説・経済思想
• 研究機関: 横浜国立大学
• 研究代表者: 有江 大介 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 教授 (40175980)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 神学 / ダーウィニズム / 社会科学方法論 / キリスト教経済学 / ヴィクトリア時代 / 経済思想史 / ジョセフ・バトラー / 自然神学 / デザイン論

研究概要

平成23年度は「ヴィクトリア時代思想セミナー」という連続研究集会を開催。24年度にその成果を研究代表者の編著『ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル』（三和書籍、2013年）として刊行し、第12回国際功利主義学会ニューヨーク大会（24年8月）にて“Leslie Stephen’s Agnosticism”なる報告を行った。25年度には、神の認識と経験論と蓋然性論との関連につき検討し研究集会「思想史おけるJ.バトラー」（26年２月8日）を開催した。

研究成果

• [雑誌論文] 忘れられたイデオローグ, バトラー主教 : バトラー研究は興るか? (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 日本18世紀学会「学会ニュース」 巻: 第75号 ページ: 4-6
• [雑誌論文] 覚え書き : わが国のアダム・スミス研究の特色--水田洋氏の業績とAdam Smith's Library:A Catalogue (2001) から見て (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 東京大学経済学部資料室年報 巻: 第4巻 ページ: 16-24
• [雑誌論文] 覚え書き：わが国のアダム・スミス研究の特色──水田洋氏の業績とAdam Smith's Library: A Catalogue (2001) から見て (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 東京大学経済学部資料室年報 巻: 第4巻 ページ: 16-24
• [雑誌論文] 'Confucianism', The Bloomsbury Encyclopedia of Utilitarianism, ed. James E. Crmmins (2013)
  • 著者名/発表者名: ARIE, Daisuke
  • 雑誌名: New York/London/New Delhi/ Sydney : Bloomsbury ページ: 88-89
• [雑誌論文] Enlightenment and Society : Changing view of Civilizations, in Japanese (2013)
  • 著者名/発表者名: ARIE, Daisuke, Review, Tkeshi Sasaki and Hideo Tanaka eds
  • 雑誌名: Kyoto : Kyoto University Press, in Eighteenth-Century Scotland 巻: No.27(Spring) ページ: 31-32
• [雑誌論文] <書評>川名雄一郎『社会体の生理学-J.S.ミルと商業社会の科学』京都大学学術出版会 (2013)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 社会思想史研究 巻: 第37号 ページ: 205-209
• [雑誌論文] J.H.ニューマンの知識論 : ヴィクトリア時代の信仰と科学 (2013)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 『ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル-文芸・宗教・倫理・経済-』三和書籍 ページ: 73-95
• [雑誌論文] J.H.ニューマンの知識論：ヴィクトリア時代の信仰と科学 (2013)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 有江大介編著『ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル』三和書籍 巻: * ページ: 73-95
• [雑誌論文] <書評>中澤信彦『イギリス保守主義の政治経済学-パークとマルサス』ミネルヴァ書房 (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 社会思想史研究 巻: 第35巻 ページ: 173-177
• [雑誌論文] ＜書評＞中澤信彦『イギリス保守主義の政治経済学－バークとマルサス』ミネルヴァ書房、2009年 (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 雑誌名: 社会思想史学会年報 巻: 35 ページ: 173-177
• [学会発表] バトラー蓋然性論の射程 : 宗教と科学 (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 科学研究費ワークショップ「思想史におけるバトラー」
  • 発表場所: 横浜国立大学
  • 年月日: 2014-02-08
• [学会発表] わが国のアダム・スミス研究における水田洋氏の貢献と意義 : 同感・ノミナリズム・ライブラリー (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 東京大学経済学部資料室・科学研究費共催ワークショップ「スミスの経済学の理論および思想形成過程の実証的研究」
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2014-02-01
• [学会発表] Leslie Stephen's Agnosticism : Victorian Faith and Science (2012)
  • 著者名/発表者名: ARIE, Daisuke
  • 学会等名: The 12th Conference of The International Society for Utilitarian Studies
  • 発表場所: New York University (USA)
  • 年月日: 2012-08-23
• [学会発表] Is Capitalism a Satanic System? (2012)
  • 著者名/発表者名: ARIE, Daisuke
  • 学会等名: The Xth International Milton Symposium
  • 発表場所: Aoyama Gakuin University (Japan)
  • 年月日: 2012-08-10
• [学会発表] ヴィクトリア時代の金銭と幸福 : 幸せは金で買えるか (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 日本ヴィクトリア朝文化研究学会第11回全国大会
  • 発表場所: 甲南大学
  • 年月日: 2011-11-19
• [学会発表] 『啓蒙と社会-文明観の変容』に欠けているもの (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介, 佐々木武・田中秀夫共編著
  • 学会等名: 第36回社会思想史学会大会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] Victorian Agnosticism and Bentham's Dualistic Appraisal of Religion (2011)
  • 著者名/発表者名: ARIE, Daisuke
  • 学会等名: The 11th Conference of The International Society for Utilitarian Studies
  • 発表場所: University of Pisa (Italy)
  • 年月日: 2011-06-22
• [学会発表] Victorian Agnosticism and Bentham's Dualistic Appraisal of Religion (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 第１１回国際功利主義学会イタリア大会
  • 発表場所: ピサ大学（イタリア）
• [学会発表] ヴィクトリア時代の金銭と幸福：幸せは金で買えるか (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 日本ヴィクトリア朝文化研究学会第１１回全国大会
  • 発表場所: 甲南大学
• [学会発表] 佐々木武・田中秀夫共編著『啓蒙と社会―文明観の変容』に欠けているもの (2011)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 第３６回社会思想史学会大会
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] 我が国のアダム・スミス研究における水田洋氏の貢献と意義：同感・ノミナリズム・ライブラリー
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: スミスの経済学の理論および思想形成過程の実証的研究
  • 発表場所: 東京大学
• [学会発表] バトラー蓋然性論の射程：宗教と科学
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 学会等名: 思想史におけるバトラー
  • 発表場所: 横浜国立大学
• [学会発表] Leslie Stephen's Agnosticism: Victorian Faith and Science
  • 著者名/発表者名: Daisuke Arie
  • 学会等名: The XIIIth Conference of The International Society for Utilitarian Studies
  • 発表場所: New York University（USA）
• [学会発表] Is Capitalism a Satanic System?
  • 著者名/発表者名: Daisuke Arie
  • 学会等名: The Xth International Milton Symposium
  • 発表場所: Aoyama Gakuin University（Japan）
• [図書] ジュレミー・ベンサムの挑戦 (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介・戒能通弘・深貝保則・高島和哉・小畑俊太郎・板井広明・安藤馨
  • 総ページ数: 350
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [図書] ジェレミー・ベンサムの挑戦 (2014)
  • 著者名/発表者名: 有江大介・戒能通弘・深貝保則・高島和哉・小畑俊太郎・板井広明・安藤馨
  • 総ページ数: 350
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [図書] ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル-文芸・宗教・倫理・経済- (2013)
  • 著者名/発表者名: 有江大介編著
  • 総ページ数: 250
  • 出版者: 三和書籍
• [図書] 『ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル』「J.H.ニューマンの知識論：ヴィクトリア時代の信仰と科学」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 有江大介
  • 総ページ数: 250
  • 出版者: 三和書籍