研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は指値注文における注文の意思決定における要因分析を実証研究で明らかにすることである。商品先物取引の注文データより板を再現し,注文価格,行使確率,ピッキングオフリスクの3点に注視した。本研究の特徴と貢献は約定結果の情報だけでなく注文情報を用いた分析であり,先行研究で用いられている気配・厚み・約定高・約定価格の変動性に加えて,注文枚数や注文時刻・呼値の情報も利用していることである。さらに,取消注文情報を用いて意思決定について分析を行った。結果として,注文の呼値に選好順序があり,一部板情報を用いた注文の意思決定が存在することが示された。しかしながら,板の再生が十分ではなく現在も検討中である。
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和歌山大学経済学部Working Paper Series
巻: 13-05(ISSN1343-3997) ページ: 1-75
和歌山大学経済学部 Working Paper Series
巻: 13-05 ページ: 1-75
40019687586
http://www.wakayama-u.ac.jp/~tetsuji/mms/
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