研究課題/領域番号 |
23653195
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 大垣女子短期大学 |
研究代表者 |
茂木 七香 大垣女子短期大学, 幼児教育科, 准教授 (90450840)
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研究期間 (年度) |
2011
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 学生相談 / メーリングサービス / ピアヘルピング / 相互援助 / 相談力 / 対人関係 / 体験プログラム |
研究概要 |
学生が本来持つ相談力や相互援助力を引き出し、より良い適応を目指すために以下のように新たな取組を行った。 1.全学生を対象とした相談室活動を目指した「メールを利用した相談プログラム」まず始めに全学生対象にUPI(大学精神健康調査)と学生相談に関するアンケート調査を実施し、学生の現状と相談室利用促進につながる要因を把握した。この結果と従来からの相談室での取組を併せて検討し、学生と相談室との関わりを類型化した。この類型に基づき、援助が必要なタイプの学生が相談室にアクセスしやくなるよう、学生相談室専用メールアドレスを用いたメーリングサービスを開設した。全体に向けて登録を促す活動を行うとともに、登録した学生には相談室からの連絡や学生からの相談予約など、双方向のやりとりが簡単にできる場を提供することが可能となった。 2.日常生活場面での学生同士での心理的援助を可能にするための「対人関係の体験プログラム」専門科目・教養科目の講義の一部にピアヘルピングの知識や技術を導入し、日常生活場面の中で学生同士が互いの抱える心理的問題に気づき、援助することができるよう指導した。また、他者と関わることに対する構えや緊張を和らげるため、他者と直接関わる対人関係の体験プログラムを多く取り入れた。授業参加後の学生アンケートでは、授業で学んだピアヘルピングの知識技法は今後の自身にとって役立つと思う(75%)、日常生活での他者への援助に生かしたい(90%)という回答が得られた。また、ピアヘルパー資格取得のための放課後勉強会も開催し、同様な体験プログラムを行ったが、計5回の勉強会に毎回15名程の学生が自主的に参加し、受験しない学生も参加を希望するなど、学内のピアヘルピングへの意識を高める効果があった。受験した学生も従来より増加し、学内にピアヘルピングの実践者を育成することにつながった。
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