研究課題/領域番号 |
23653199
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
本城 秀次 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 教授 (90181544)
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研究分担者 |
金子 一史 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 教授 (80345876)
野邑 健二 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 特任准教授 (50345899)
吉川 徹 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (70456680)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 母子相互作用 / NIRS / 産後うつ病 / 近赤外線分光法 |
研究概要 |
本研究の目的は、母親と乳幼児の相互作用において、抑うつ的な母親の乳児と一般の母親の乳児では、母親が乳児をあやしている際に、脳の前頭前野における血流変化のあり方に違いが認められるのかどうかを検討することであった。 Edinburgh Postpartum Depression Scale(EPDS)によって、母親の抑うつ感情を測定し、高得点を示した母親と低得点を示した母親で,相互作用中の脳血流量の変化を調べた。抑うつ得点の高かった母親については、相互作用の前後において、ヘモグロビンの濃度変化に大きな違いは認められなかった。これに対して,抑うつ得点が低かった母親については、相互作用開始直後に酸化ヘモグロビン濃度が上昇していることが認められた。 母親の抑うつの程度によって、母子の相互作用中の脳血流量の変化のあり方が、異なっていることが示唆された。 ただし,今回の結果の再現性については,データを積み重ねて慎重に検討する必要がある。
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