本研究は、思春期の子どもたちを対象とした「詩の授業」に関わる教育内容・教育方法についての研究であるが、今回の研究を通して、思春期の子ども(中学2年生、高校1年生)が詩教材の読解における躓きを乗り越えていくための教育方法を明らかにすることが出来た。また、思春期の子どもたちが詩教材の読解をふまえて、自ら詩を自作していくために必要な教育内容と教育方法を明らかにすることが出来た。即ち、本研究は、読解と詩作を連動させることを通して、思春期の子どもたちが自己理解と他者理解を深めていくことが出来る「詩の授業」の教育内容と教育方法を明らかにすることが出来た。
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