研究成果の概要 |
3 次元 Poincare 球に共形な Riemann 多様体 (M,g) = (H^3, e^{2f}g_0) (|df| < a < 1/2, f < b) において,平均曲率の絶対値が e^{-b}(1-2a) 以下の曲面についての分離定理が成立する.即ち,M における任意有限個の点の配置 {P_i} に対して,次の性質を持つ正の定数 r が存在する: 各点 P_i を中心として半径 r 以下の測地球 B_i があり,それぞれの中に閉曲線 G_i があれば,その和集合を境界とする平均曲率の絶対値が e^{-b}(1-2a) 以下の曲面は測地球の和集合に含まれる.
|