研究課題
挑戦的萌芽研究
異方的物質の物性解明には、相互作用を異方的に変化させる一軸性圧力実験が有用であると期待できる。層状構造をもつ鉄系超伝導体に適用することを目的に一軸性圧力下核磁気共鳴技術の開発を行った。鉄系超伝導体に対して試料破損を伴わずに一軸性圧力印加が困難なことが判明したため一軸性圧力下NMR技術の適用には至っていないが、一軸性圧力実験との比較で重要となる常圧および静水圧力下NMR測定から、鉄系超伝導の超伝導機構を考える上で重要な結果を得た。
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