研究課題/領域番号 |
23654132
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 中央大学 (2014) 名古屋大学 (2012-2013) 京都大学 (2011) |
研究代表者 |
中村 真 中央大学, 理工学部, 教授 (00360610)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | AdS/CFT対応 / 非平衡定常状態 / 非線形電気伝導 / 有効温度 / 負性過剰雑音 / 非平衡定常系 |
研究成果の概要 |
本研究ではAdS/CFT対応を用いて、非平衡系の物理的性質の解析を行った。AdS/CFT対応は、非平衡系を一般相対性理論(重力理論)で記述することを可能にする対応関係である。 本研究ではこの手法を用いて、物質の非平衡状態のみで見られる相転移現象を理論的に発見することができた。また非平衡定常状態で物理量の揺らぎが感じる温度、有効温度を重力理論の言葉で計算し、その振る舞いを調べることができた。さらに、平衡系で知られている熱力学と類似の法則が、非平衡定常状態でどの程度成立し得るのかについて重要なヒントを与える物理量を、重力理論で定義することができた。
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