研究課題
挑戦的萌芽研究
レーザー高調波の単一次数を取り出す時間遅延補償分光器の出力を、シンクロトロン放射光であるSPring-8級に増強し、波長可変ビームラインを開発する研究である。ビームラインの試料上での光量を増強するため、中空ファイバー中での位相整合を利用して高調波発生の効率を向上させた。19次高調波(光子エネルギー29.6eV)で、試料上で1秒間あたり7×109光子とUVSOR級の光量をえた。更に、2枚使用している回折格子のうち一枚を0次光にすると、パルス幅が200fs程度になるが光量は10倍程度になり、最終目的を達成した。
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