研究課題/領域番号 |
23655180
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能材料・デバイス
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 優実 九州大学, 工学研究院, 准教授 (00436619)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | セラミックス / 燃料電池 / 電極触媒 / エレクトレット / イオン伝導体 |
研究概要 |
酸化還元触媒へのイオン伝導体を介した電圧印加により触媒活性が向上する現象は NEMCA効果として知られている。しかしこの効果を誘発するためには外部電源が必要となるため、発電を目的とするデバイスへの適用は利が薄い。そこで本研究では、「エレクトレット」の持つ表面電場空間を起源とした内的 NEMCA 効果導入を目指し、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を基材とするエレクトレットを直流分極処理によって作製、これを担体とした場合における、エレクトレット特性と酸素還元触媒活性との相関を調べた。結果、陰極側で分極処理した YSZエレクトレット上に担持した触媒の酸素還元反応活性が、未処理表面や陽極処理面と比較して高くなる傾向を示すことが分かり、エレクトレットの利用による「ワイアレス NEMCA」実現への可能性が示された。
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