研究概要 |
本研究では,車載用過給機の電動化あるいはハイブリッド化を実現するための超高速モータの開発を行った。車載用であるため,低電圧・大電流・高周波をキーワードとする極めて特殊な設計が必要となる上,高パワー密度・高効率を両立しなければならない。有限要素法による電磁界解析に基づき,12 V直流電源で定格出力1.5 kW,最大出力3 kW,最高回転数150,000 r/minのプロトタイプを開発した。このモデルは2ターン巻線スロットレス構造を導入することにより,22.2 W/cm3(定格出力時)という世界最高レベルのパワー密度と同時に98.1 %の電気的効率を実現することができた。
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