研究課題/領域番号 |
23657002
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
太田 邦史 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90211789)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 抗体遺伝子 / 突然変異 / 組換え / 抗体工学 / B 細胞 / 親和性成熟 / B細胞 / 獲得免疫 |
研究概要 |
外来の異物を排除する獲得免疫系では、抗原に特異的かつ強固に結合する高親和性抗体への成熟が極めて重要な役割を果たす。今回、鳥類B細胞株DT40を用いて、成熟型抗体遺伝子が生成される一連の機構を、培養細胞系で実現した。具体的には、申請者らが独自に開発した抗体遺伝子組換え活性化系と、特定タンパク質の選択的分解を誘発するオーキシンデグロン系、体細胞突然変異誘発系の3者を組み合わせ、複合的な新規in vitro成熟型抗体作製系を構築した。その結果、in vitroで抗原に対してより強固に結合する抗体の獲得に成功した。この成果によって、成熟型抗体が生成される詳細な分子メカニズムが試験管内で実証された。また同時に、本課題で構築したシステムが高親和性抗体生体外作製系として優れていることも示された。
|