研究課題/領域番号 |
23657020
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
水野 一晴 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (10293929)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 植生 / 環境変化 / 高山帯 / シカ害 / 南アルプス / 環境変動 / 生態系 / 自然環境 / 植生変化 / 植生遷移 / 地球温暖化 / 獣害 / 高山植物 |
研究概要 |
南アルプスの「お花畑」の植生について2011-12年に調査し、その結果を1981-82年の調査結果と比較し、その30年間の変化とその要因を検討した。森林限界以下の「お花畑」の植生はかつて、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ニッコウキスゲなどが優占していたが、近年はシカによる食害で、シカが食べないミヤマバイケイソウやマルバタケブギが優占し、大きく変化していた。一方、高山帯では、チングルマやガンコウラン、ミネズオウ、アオノツガザクラなど、同じ場所では30年間で優占する植物種に変化がなく、このことからシカによる食害の影響は近年、森林限界付近まで及んでいると考えられる。
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