研究課題
挑戦的萌芽研究
単層で増殖する培養動物細胞を培養容器に播種すると,それらの細胞は,ほぼ均一に分散して培養容器に接着する。それらの細胞はやがて敷石状に成長し,その後,接触阻害により細胞の運動や増殖が停止する。この「接触阻害」という現象は,半世紀以上も前から知られている。本研究では,この「均一に分散する過程」において,「場所取り」という新たな現象が存在することを初めて見いだした。さらに,本現象の普遍性を検討した。