研究課題
挑戦的萌芽研究
草原に生育するヒゴスミレ集団に林床性のエイザンスミレが侵入する事で形成された雑種集団を用いて、光環境の変化に伴う遺伝的な変化を調べた。339のAFLPを用い遺伝構造と雑種の世代を調べ、母系をatpI-atpH配列で確認した。葉の厚さ、葉の切れ込みを適応形質として測定した。結果、スギ植林による被陰で雑種個体のゲノムはエイザンスミレに置換わり、ゲノムの置換わりと葉形質の間に相関がみられた。この事は、林床環境に適応的な遺伝子が、雑種形成後、集団中に固定されてきたことを示唆する。QTL解析のために、形質を分離させたF2雑種443個体を作成し、5形質を測定、DNA抽出、AFLPによる多型解析を行った。
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Cambodia. Acta Phytotax. Geobot
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http://ci.nii.ac.jp/naid/110009657378
Acta phytotaxonomica et geobotanica
Journal of Plant Studies
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