研究概要 |
本研究は,光と時間感覚に関する基礎的な研究として,青(波長:470nm),緑(505nm),黄(590nm),赤(660nm)の単波長光曝露中の時間感覚と事象関連電位P300を測定し,時間感覚と中枢神経機能水準の関連を検討したものである。時間産出タスクで得られた180秒の産出時間に及ぼす単波長光の主効果は有意であり,赤色光の産出時間は青色光での産出時間より有意に短いことが明らかとなった。また,P300振幅に有意な主効果が認められ,赤色光のP300振幅は青色光より有意に大きいことが示された。
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