研究課題/領域番号 |
23658079
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀之 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (10202136)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ポリアミン / プトレッシン / スペルミジン / 大腸菌 / バイオフィルム / トランスポーター / カダベリン |
研究成果の概要 |
大腸菌のバイオフィルム(BF)形成にスペルミジンが必須であることを示した。スペルミジンアセチルトランスフェラーゼを欠失させた株で、培地にスペルミジンを添加すると、スペルミジンはアセチルスペルミジンに代謝されないため、菌体内のスペルミジン濃度が上昇し、それに伴ってBF形成量も増大した。スペルミジンを合成できない株で、スペルミジンインポーターPotABCDを欠失した株が、スペルミジンを取り込み、それをプトレッシントランスポーターとされていたPotFGHIがになっていることを明らかにした。さらにスペルミジンだけでなくPotDタンパク質が存在することがBF形成に必須であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
尿路感染症やカテーテルを介した感染において病原菌がバイオフィルムを形成すると難治性に陥りやすく、バイオフィルム形成を阻害する薬剤は重要である。本研究成果は、バイオフィルム形成を阻害する薬剤開発のターゲットとしてPotDタンパク質が重要であることを明らかにした。
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