植物ホルモン生産を介した植物食昆虫の生存戦略

• 研究課題/領域番号: 23658099
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生物生産化学・生物有機化学
• 研究機関: 茨城大学
• 研究代表者: 鈴木 義人 茨城大学, 農学部, 教授 (90222067)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: ゴール / オーキシン / サイトカイニン / 生合成阻害剤 / 抵抗性 / ジャスモン酸 / シバヤナギ / ハルニレ / ヨモギ / ハバチ / 虫えい

研究概要

ゴール形成昆虫が一般的にオーキシンおよびサイトカイニンを有し，それを用いてゴール形成を制御している可能性を，内生ホルモンの分析，各ホルモン作用のマーカー遺伝子の解析結果から示した。また，昆虫は広くオーキシンの生合成能を持っており，ゴール形成昆虫がその能力を発達させたと考えられた。昆虫におけるオーキシンの生合成阻害剤の開発に成功し，ゴール形成におけるオーキシンの重要性を実証する手段が得られた。

研究成果

• [雑誌論文] 昆虫による植物ホルモン生産とゴール形成 (2013)
  • 著者名/発表者名: 鈴木義人
  • 雑誌名: 化学と生物 巻: 52 (3) ページ: 153-158
  • NAID: 130004808958
• [雑誌論文] ヤナギのゴール形成ハバチにおける植物ホルモン合成 (2013)
  • 著者名/発表者名: 鈴木義人
  • 雑誌名: 昆虫と自然 巻: 48 (13) ページ: 8-11
• [雑誌論文] Phytohormones in Japanese Mugwort Gall Induction by a Gall-Inducing Gall Midge (2013)
  • 著者名/発表者名: Y.Tanaka, K.Okada, T.Asami, Y.Suzuki
  • 雑誌名: Biosci. Biotechnol. Biochem 巻: 77 ページ: 1942-1948
  • NAID: 10031202748
  • 査読あり
• [雑誌論文] Phytohormones in Japanese Mugwort Gall Induction by a Gall-Inducing Gall Midge (2013)
  • 著者名/発表者名: Y. Tanaka, K. Okada, T. Asami, Y. Suzuki
  • 雑誌名: Ｂｉｏｓｃｉｅｎｃｅ， Ｂｉｏｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ， ａｎｄ Ｂｉｏｃｈｅｍｉｓｔｒｙ 巻: 77 号: 9 ページ: 1942-1948
  • DOI: 10.1271/bbb.130406
  • NAID: 10031202748
  • ISSN: 0916-8451, 1347-6947
  • 査読あり
• [雑誌論文] Phytohormones and willow gall induction by a gall-inducing sawfly (2012)
  • 著者名/発表者名: H.Yamaguchi, H.Tanaka, M.Hasegawa, M.Tokuda, T.Asami, Y.Suzuki
  • 雑誌名: New Phytol 巻: 165 ページ: 586-595
  • 査読あり
• [雑誌論文] Phytohormones and willow gall induction by a gall-inducing sawfly. (2012)
  • 著者名/発表者名: H. Yamaguchi, H. Tanaka, M. Hasegawa, M. Tokuda, T. Asami, Y. Suzuki
  • 雑誌名: New Phytol. 巻: 196 号: 2 ページ: 586-595
  • DOI: 10.1111/j.1469-8137.2012.04264.x
  • 査読あり
• [学会発表] 昆虫におけるインドール酢酸生合成 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木宏佳,横倉淳平,伊藤つかさ,永田晋治,浅見忠男,鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-03-28
• [学会発表] オカボノクロアブラムシがハルニレに形成するゴールの性状解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 武井麻美,吉田彩夏,川合隆史,鈴木義人
  • 学会等名: 第48回植物化学調節学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2013-10-31
• [学会発表] オカボノクロアブラムシがハルニレに形成する虫えい(ハルニレハフクロフシ)組織の性状解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉田彩夏,川合隆史,鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2013-03-25
• [学会発表] シバヤナギにゴールを形成するハバチのサイトカイニン合成能の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山口大貴,貫井光太,鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2013-03-25
• [学会発表] オカボノクロアブラムシがハルニレに形成するゴールの性状解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 武井麻美，吉田彩夏，川合隆史，鈴木義人
  • 学会等名: 植物化学調節学会
  • 発表場所: 新潟
• [学会発表] オカボノクロアブラムシがハルニレに形成する虫えい（ハルニレハフクロフシ）組織の性状解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉田彩夏，川合隆史，鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] アブラムシによるハルニレのゴール形成機構に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉田彩夏,鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-24
• [学会発表] タマバエによるゴール形成における植物ホルモン類の関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 田中祐一朗,岡田浩一,徳田誠,浅見忠男,鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-24
• [学会発表] ハバチによるシバヤナギのゴール(ハウラタマフシ)形成における植物ホルモンの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山口大貴,田中弘毅,徳田誠,浅見忠男,鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-24
• [学会発表] ハバチによるシバヤナギのゴール（ハウラタマフシ）形成における植物ホルモンの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山口大貴，田中弘毅，徳田誠，浅見忠男，鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 昆虫に含まれる内生インドール-3-酢酸の起源 (2011)
  • 著者名/発表者名: 横倉淳平,山口大貴,永田晋治,鈴木義人
  • 学会等名: 第46回植物化学調節学会
  • 発表場所: 宇都宮
  • 年月日: 2011-11-02
• [学会発表] シバヤナギハウラタマフシにおけるゴール形成機構に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口大貴,田中弘毅,徳田誠,浅見忠男,鈴木義人
  • 学会等名: 第46回植物化学調節学会
  • 発表場所: 宇都宮
  • 年月日: 2011-11-02
• [学会発表] シバヤナギハウラタマフシにおけるゴール形成機構に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口大貴，田中弘毅，徳田誠，浅見忠男，鈴木義人
  • 学会等名: 第4６回植物化学調節学会
  • 発表場所: 宇都宮
• [学会発表] 昆虫に含まれる内生インドール-3-酢酸の起源 (2011)
  • 著者名/発表者名: 横倉淳平，山口大貴，永田晋治，鈴木義人
  • 学会等名: 第4６回植物化学調節学会
  • 発表場所: 宇都宮
• [学会発表] 昆虫におけるインドール酢酸生合成
  • 著者名/発表者名: 鈴木宏佳，横倉淳平，伊藤つかさ，永田晋治，浅見忠男，鈴木義人
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京