研究課題
挑戦的萌芽研究
高圧処理という簡便で実用性の高い技術で植物の持つ顕在化していない二次代謝反応系を活性化させることができれば、高品質な食品素材を取得する技術の確立につながる。生物素材である農産物を用い,高圧処理を施し,処理後の試料を25℃で4日間保存した.高圧処理を施したタマネギ試料においては保存中にケルセチンが増加し,ラジカル消去活性が増加することが示された.高圧処理はまず細胞性生物素材の組織構造に損傷を与え,細胞構造の損傷により組織構造内における物質移動が促進されることで,局在化していたケルセチン生成に関与する酵素群と基質の会合性が上がった結果として,ケルセチン濃度が増大したものと考えられた.
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