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Vaccination法を用いたナラ枯れ防除法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23658125
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 森林科学
研究機関京都大学

研究代表者

二井 一禎  京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50165445)

研究分担者 竹内 祐子  京都大学, 大学院・農学研究科, 助教 (80452283)
小林 正秀  京都府立大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (10468259)
研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワードナラ枯れ / Vaccination / カシノナガキクイムシ / ジャスモン酸メチル / エチレン / Platypus quercivorus / Raffaelea quercivora / マスアタック / 集合フェロモン / 獲得抵抗性
研究概要

"ナラ枯れ"はカシノナガキクイムシの大量穿入(マスアタック)と,この昆虫が樹体内に持ち込む病原菌"なら菌"の樹木内蔓延により起こる伝染病である.これまで多くの研究が積み重ねられて来たが,未だその発病機構は明らかになったとはいえず,適切な防除方法も確立されていない。本研究では植物が傷害に応答して生産することが知られている植物ホルモンであるジャスモン酸メチル(以下MJ)と、エチレン(Et)を外部から寄主樹体に接種し、寄主の抵抗性反応を誘起し、カシノナガキクイムシに対する獲得抵抗性の誘導を試みた。その結果、本来寄主への飛来に見られるマスアタックに変化が起こり、飛来ピ.クが不明瞭になり、かつ飛来総数が減少した。しかし、このように植物ホルモンで処理した個体の中には、本来の飛来ピーク時から遅れて大量飛来が生じるものがあり、このような処理の効果が一時的なものであることを伺わせた。この実験で観察された植物ホルモンの効果はカシノナガキクイムシが生産する集合フェロモンに影響を与えている事が示唆されたが、そのことを確かめるためには更なる研究が必要である。

報告書

(2件)
  • 2011 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 被害履歴から見たナラ枯れ抵抗性発達の様式V2012

    • 著者名/発表者名
      光川侑輝、佐藤一輝、竹内祐子、二井一禎
    • 学会等名
      第56回日本応用動物昆虫学会大会
    • 発表場所
      近畿大学
    • 年月日
      2012-03-28
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [学会発表] コナラへのVaccination処理がナラ枯れ伝播昆虫に及ぼす影響2012

    • 著者名/発表者名
      佐藤一輝、光川侑輝、山本福壽、竹内祐子、二井一禎
    • 学会等名
      第56回日本応用動物昆虫学会
    • 発表場所
      近畿大学農学部(奈良)
    • 年月日
      2012-03-28
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] コナラへのVaccination処理がナラ枯れ伝播昆虫に及ぼす影響2012

    • 著者名/発表者名
      佐藤一輝、光川侑輝、山本福寿、竹内祐子、二井一禎
    • 学会等名
      第56回日本応用動物昆虫学会
    • 発表場所
      近畿大学
    • 年月日
      2012-03-27
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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