研究課題
挑戦的萌芽研究
青森県白神山地のブナを中心とした広葉樹天然林と、広葉樹を伐採後に植栽されたスギ林の土壌を採集し、線虫を分離した。分離された線虫についてバーコード領域(リボゾーム遺伝子)によるDNAタイピングを行った結果、235個の MOTU (molecular operational taxonomic units) が検出された。これらの線虫相データを元に各種の多様性指数と線虫の食性に基づいた指数を算出して比較したところ、ブナ林とスギ林の間には有意な差は認められなかった。ブナ林を伐採して植林されたスギ林においても、土壌中の線虫についてはブナ天然林と同等な多様性を維持していると考えられた。
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