研究課題
挑戦的萌芽研究
魚類では雄と雌の間で経済価値が大きく異なる魚種は少なくない。対象種の性連鎖DNA配列が解れば、単一の性を増養殖することが可能になる。本研究では、ナイルティラピアをモデルに、次世代シーケンサーを活用した性連鎖DNA配列の同定法を確立した。その結果、ティラピア遺伝的雄の9割を判別できる性連鎖DNA配列を同定した。これによって、今後、経済的価値の高い全雄生産が極めて容易になる。今後、本研究で確立された方法によってチョウザメ類においても高率で遺伝的性を検定できる性連鎖DNA配列が同定されれば、経済的価値の高い雌優先的な養殖を行うことが可能になると期待される。
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Biol. Reprod
巻: 87 号: 5 ページ: 116-126
10.1095/biolreprod.112.101220