研究課題/領域番号 |
23658269
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境農学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
戒能 洋一 筑波大学, 生命環境系, 教授 (20183775)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 寄生蜂 / 誘導防衛 / 三者系 / コマユバチ / 誘導物質 / 探索行動 / 産卵 / ハマキコウラコマユバチ / チャノコカクモンハマキ / チャ / 誘導 / 非寄主昆虫 |
研究概要 |
ハマキコウラコマユバチ(以下コマユバチ)はチャの害虫チャノコカクモンハマキ(以下ハマキガ)の天敵寄生蜂である。茶葉に産卵されたハマキガ卵塊の存在によって誘導が引き起こされ、その茶葉に対して寄生蜂がより強く探索行動を行う現象の解析を進めている。寄主ハマキガの雌腹部内容物を茶葉の葉裏に処理すると同様の誘導効果が見られた。また、寄主ではないアワノメイガの雌成虫の腹部内容物を処理すると、未処理の茶葉に比べてコマユバチの反応は有意に低かった。このことは、ハマキガの雌腹部内容物にはエリシターとしての種特異的効果があり、他の非寄主昆虫の腹部内容物では誘導が起きないかむしろ忌避的になる可能性を示していた。
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