研究課題/領域番号 |
23659080
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
櫻井 文教 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 准教授 (70370939)
|
連携研究者 |
小比賀 聡 (80243252)
|
研究協力者 |
水口 裕之 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 教授
立花 雅史 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 助教
形山 和史 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 助教
後藤 平 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 大学院生
南條 有紀 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 大学院生
谷野 文仁 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 大学院生
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 非コード RNA / 核酸医薬 / 遺伝子発現制御 / がん / 非翻訳領域 / RNA activation / 非コードRNA |
研究概要 |
標的遺伝子のプロモーター領域に相同な配列を有する二本鎖RNAを導入することにより、標的遺伝子の発現を活性化させるRNA activationは、治療への応用が期待されている。本研究では、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)を阻害することで癌の転移を抑制するRECKの発現をRNA activationにより活性化することを試みた。癌細胞に二本鎖RNAを導入したところ、RECKの発現が約6倍に上昇した。さらに、RNA activationによるRECK遺伝子の発現活性化により、MMPの発現および活性が有意に抑制されるとともに、癌細胞の侵潤が約1/5に抑制された。本結果より、RNA activationによるRECK遺伝子の活性化は、癌の転移抑制に向けて有用であることが示唆された。
|