研究課題
挑戦的萌芽研究
我々は、細胞性粘菌が分泌する低分子化合物 DIF が、膜結合型プロスタグランジン E2 合成酵素-1 (mPGES-1)の遺伝子発現を強力に抑制することを見出した。本研究では、天然化合物ライブラリーから DIF 以外の新たな mPGES-1 発現阻害物質をスクリーニングし、その作用機序の解明を試みることを目的とした。スクリーニングにより、mPGES-1 プロモーター活性を DIF 以上に強力に抑制する物質 niclosamide が見出されたため、DIF と niclosamide で共通して変動し、炎症に関与する遺伝子を DNA マイクロアレイにより解析した。しかし、共通に増加もしくは減少する炎症関連遺伝子は、現時点では見出されていない。
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Journal of Pharmacological Sciences
巻: 121 号: 2 ページ: 103-109
10.1254/jphs.12204FP
10031156939
Biochemical Pharmacology
巻: 83(1) 号: 1 ページ: 47-56
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