研究課題
挑戦的萌芽研究
我々は厳密に診断した日本人集団の緑内障群と正常対照群について、高密度チップによる 2 段階の緑内障ゲノムワイド関連解析を実施した。広義の原発性開放隅角緑内障(広義 POAG: 正常眼圧緑内障 normal pressure glaucoma; NPG + 狭義原発性開放隅角緑内障Primaryopen-angle glaucoma; POAG)833 例・対照 686 例を源泉し、厳格なフィルターにより抽出した653,519 個の高精度なジェノタイプデータを用いて相関解析を実施した。さらに眼圧値で症例群をNPG と POAG に細分類した解析の結果、NPG に特異的な CDKN2B-AS1 遺伝子を同定した(PLoS ONE:7: e33389, 2012)。その結果を用いてネガコンの一般集団と正常対照群の差を計算した。また落屑緑内障に関しては疾患 190 例・対照 660 例の解析を実施し有意な遺伝子を同定した。現在再現性を検討中である。
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