膵α細胞機能解析法の確立と、遺伝子改変動物を用いたα細胞障害メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 23659169
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 病態医化学
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 北村 忠弘 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (20447262)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 糖尿病 / FoxO1 / ATF3 / α細胞

研究概要

2型糖尿病の病態とα細胞におけるATF3、FoxO1との関連を検討したが、発現レベルや細胞内局在に有意な差は認められなかった。次に、膵臓特異的ATF3欠損マウスを作製、解析したが、糖代謝に差はなく、血中グルカゴン、インスリン濃度、及びα細胞、β細胞の形態学的変化は認めなかった。さらに、α細胞特異的FoxO1ノックインマウスを作製した所、高グルカゴン血漿と血糖値の上昇、耐糖能の悪化を認めた。α細胞のFoxO1は糖代謝調節に関与するが、ATF3の関与は少ないと考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Hypothalamic ATF3 is involved in regulating glucose and energy metabolism (2013)
  • 著者名/発表者名: Lee Y-S, Sasaki T, Kobayashi M, Kikuchi O, Kim H-J, Yokota-Hashimoto H, Shimpuku M, Susanti V-Y, Ido-Kitamura Y, Kimura K, Inoue H, Tanaka-Okamoto M, Ishizaki H, Miyoshi J, Ohya S, Tanaka Y, Kitajima S and Kitamura T
  • 雑誌名: Diabetologia 巻: (in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hypothalamic ATF3 is involved in regulating glucose and energy metabolism. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yong-soo Lee
  • 雑誌名: Diabetologia 巻: in press
  • 査読あり
• [学会発表] 視床下部、膵臓特異的ATF3ノックアウトマウスの解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 李容守
  • 学会等名: 第55回日本糖尿病学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)
  • 年月日: 2012-05-19
• [学会発表] 視床下部、膵臓特異的ATF3ノックアウトマウス (2012)
  • 著者名/発表者名: 李容守
  • 学会等名: 第85回日本内分泌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(愛知県)
  • 年月日: 2012-04-20
• [学会発表] 視床下部、膵臓特異的ATF3ノックアウトマウス (2012)
  • 著者名/発表者名: 李容守
  • 学会等名: 第８５回日本内分泌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場（愛知県）
• [学会発表] 視床下部、膵臓特異的ATF3ノックアウトマウスの解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 李容守
  • 学会等名: 第５５回日本糖尿病学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県）
• [備考]
  • URL: http://www.imcr.gunma-u.ac.jp/lab/metsig/index.html