研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、多数の外来性遺伝子を搭載でき、また、標的とする表面抗原に対する抗体とを混ぜ併せることで、目的とする細胞種へ感染(標的化)できるウイルスベクターを開発することを目的としている。(1)Fc受容体を発現する細胞を用いて、麻疹ウイルスの抗体依存的感染の可能性を解析し、麻疹ウイルスが抗体とFc受容体を介して細胞へ感染できることを明らかにした。(2)多遺伝子搭載非増殖型ウイルスベクターの作成と、そのベクターを用いてiPS細胞の作製を試みた。F遺伝子欠損(非増殖型)麻疹ウイルスベクターの作成に成功した。iPS細胞作成を試みているが、今のところ初期化遺伝子の一部の発現は確認できるが、iPS細胞の作成までには至っていない。
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J. Virol
巻: 87 ページ: 666-75
J Virol
巻: 87 ページ: 3583-6
http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-vir3.html