研究課題/領域番号 |
23659283
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西川 元也 京都大学, 大学院・薬学研究科, 准教授 (40273437)
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研究分担者 |
高倉 喜信 京都大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (30171432)
高橋 有己 京都大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (00547870)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ドラッグデリバリー / 細胞治療 / 体内分布 / イメージング / 細胞個性 / 細胞スフェロイド / PEG修飾 |
研究概要 |
細胞治療の実現を目的に、細胞毎に大きく異なる個性に注目し、「細胞個性に立脚したターゲティング型細胞治療システム」の開発に取り組んだ。細胞を生体に投与したときの生存期間および生理活性を最大化する方法として、細胞のスフェロイド化技術の利用を検討した。ポリジメチルシロキサン製マイクロポケットを用いることで均一なサイズの細胞スフェロイドが得られたが、接着性の高い細胞ではマイクロポケット表面への吸着によりスフェロイド形成が阻害された。この細胞接着は、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)でポケット表面をコーティングすることで抑制可能であり、その結果、検討したすべての細胞種において細胞スフェロイドが作製可能であった。そこで、作製したスフェロイドを利用した疾患治療の可能性について、インスリン産生細胞である NIT -1 を用いて検証したところ、細胞懸濁液と比較して NIT -1 スフェロイドが細胞の生存率を改善し、優れた血糖値抑制効果を示すことを見出した。
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