研究課題
挑戦的萌芽研究
魚介類など海産物の一部には水銀を比較的高濃度に含むものがあり,これらを頻回に摂取する事によって水銀の摂取量が高まる事が,ヒトの健康にどのような影響をおよぼすのかについて多くの研究がおこなわれてきた.日本人の中でも特に海産物摂取量の多い集団で神経学的な症状が認められないという観察がある.原因として考えられる多くの要因の中で,栄養素の一つセレンに着目し,この集団のセレン栄養状態を,血漿中の”セレンを含有するタンパク質”の量の測定によって評価,セレンと水銀摂取との関連を検討した.その結果,水銀の摂取量がある程度高くなると,これに反応する形でセレン含有タンパク質の濃度が変化することを明らかにした.
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 備考 (3件)
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