研究課題/領域番号 |
23659367
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
安田 年博 福井大学, 医学部, 教授 (80175645)
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連携研究者 |
飯田 礼子 福井大学, 医学部, 准教授 (40139788)
植木 美鈴 福井大学, 医学部, 助手 (00165656)
竹下 治夫 島根大学, 医学部, 教授 (90292599)
河合 康幸 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (40324157)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | DNase I / 心筋虚血 / 消化器がん / 自己免疫疾患 / DNase family / 診断マーカー / リスクファクター / SNP / DNase II / DNase 1L2 / 不安定狭心症 / 遺伝的危険因子 / 疾患感受性遺伝子 / SLE / 遺伝子型―活性相関 |
研究概要 |
本研究によって、以下の成果を得た。 (1) SLE 疾患活動性が高くなるにつれ血清 DNase I 活性が有意に低下することが明らかとなり、DNase I は SLE の病態に関与していることが示唆された。 (2)従来の診断マーカーが利用できない不安定狭心症や非 ST 上昇型心筋梗塞の急性期において血清 DNase I は高い診断率を示した。血清 DNase I は一過性心筋虚血を惹起するこれら疾患の有効な早期診断マーカーとなることが期待できる。 3)マイクロチップ電気泳動を利用した DNase I 活性の新規測定法が開発できた。 (4)DNase I、II およびI-like 2 遺伝子内の非同義置換型 SNP には酵素活性の消失・低下を引き起こす allele が分布し、これら allele は自己免疫疾患などの遺伝的危険因子となることが示唆された (5) DNase II 遺伝子内プロモーター領域に座位する間接リュウマチ関連 SNP はプロモーター活性低下によって DNase II 産生量を減少させ、もって血清 DNase II 活性の減弱を惹起した。
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