研究課題
挑戦的萌芽研究
Inflammatory Bowel Disease (IBD)の発症については様々な原因が指摘されているが、その詳細は不明な点が多い。一方、う蝕(虫歯)の原因菌である Streptococcus mutans (S. mutans) は歯科治療時に感染性心内膜炎や菌血症などの全身疾患を引き起こすことが知られている。我々は近年、S. mutans の中で特殊な菌株が菌血症などの全身疾患を起こしやすいことを見出した。本研究ではこの高病原性 S. mutans が、う蝕を引き起こすだけでなく、血中に侵入することにより IBDを誘発・悪化させる可能性について、動物実験ならびにヒトサンプルを用いた分析などにより IBD発症・悪化における口腔細菌の関与を明らかにし、高病原性 S. mutans の感染が IBD発症のリスクファクターとなりうるかどうかを検討した。
すべて 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (4件) 備考 (3件)
Biochem Biophys Res Commun
巻: 429(3-4) 号: 3-4 ページ: 197-203
10.1016/j.bbrc.2012.10.110
Cell Metab
巻: 16(1) 号: 1 ページ: 44-54
10.1016/j.cmet.2012.05.012
Scientific Reports
巻: 2 号: 1 ページ: 332-332
10.1038/srep00332
BMC Gastroenterol
巻: 12 号: 1 ページ: 12-16
10.1186/1471-230x-12-16
Nature Communications
巻: 2 号: 1 ページ: 485-485
10.1038/ncomms1491
Oral Diseases
巻: 17(4) 号: 4 ページ: 370-378
10.1111/j.1601-0825.2010.01759.x
臨床薬理
巻: 42 ページ: 67-68
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~nai3syou/