研究課題
挑戦的萌芽研究
LGR5受容体は消化管幹細胞のマーカーであるが、その内因性リガンドはまだみつかっていない。本研究ではLGR5発現細胞のアッセイ系を確立し、脳や腸管組織のペプチド抽出サンプルを系統的にアッセイし、リガンドを探索した。脳組織で検出した陽性シグナルを単一のペプチドまで精製し、アミノ酸配列を解析したところ、このペプチドはCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)であった。おそらくCHO細胞に内因性に発現しているCGRP受容体に反応したものであると考えられた。LGR5、およびそのファミリー受容体のLGR4,6の内因性リガンドはまだ不明である。
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