研究課題
挑戦的萌芽研究
胃マルトリンパ腫は胃の粘膜下で増えるリンパ球の癌であり、ヘリコバクター・ピロリ(HP)感染による慢性胃炎を背景に発症することが多く、HPを除菌するだけで6-8割が治る。しかし、HP除菌がマルトリンパ腫の治癒に繋がる機構が分かっていない。HPはヒトの免疫から自分を守るために周囲の免疫反応を抑制するが、癌細胞も同様の機構を持つ。両者の類似点に注目し、HP除菌治療に伴い癌周囲の免疫反応の変化を検討したところ、免疫を抑制する制御性T細胞の数が、除菌前は高く除菌後に減少することを認めた。このことよりHP除菌治療は癌に対する免疫反応を改善させて癌細胞を排除することがその機構である可能性が示唆された。
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