研究分担者 |
岩橋 誠 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (70244738)
谷 眞至 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (60236677)
中森 幹人 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10322372)
川井 学 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40398459)
廣野 誠子 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60468288)
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研究概要 |
用ウイルスに着目し,その中でも強力な殺細胞効果を有する腫瘍特異的ヘルペスウイルスを探索的研 難治性消化器癌(食道癌,スキルス胃癌,膵癌)の予後は非常に悪いために新しい治療の開発が必要である.本研究では,癌治療究の候補とした.そこで,網羅的遺伝子解析と新しい細胞死の概念であるオートファジーに着目し,それらを標的とした癌治療用ウイルスの開発と,その治療効果について基礎的に検討した.オートファジー細胞死は難治性消化器癌におけるウイルスの複製能と殺細胞効果には相乗効果を有さない可能性が示唆されたが,ウイルスの複製能を増強させる分子である SOCS-3 (suppressor of cytokine signaling 3) を発現させることで効果の増強を示すことが出来た.これにより,複製能増強機能を有するウイルス療法が将来有望な治療ツールになることを明らかにした.
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